釜山(1日目)
釜山駅から草梁駅までぼちぼち歩きながら、小腹が空いたのでカルグクス(手打ちのきしめんに近いうどんのような麺)でも食べたいなと思うが、見つける店なぜかすべて閉店。こうなったら絶対カルグクス食べるぞ、と決心しつつ、空腹のままプライム観光ホテルにチェックイン。すぐさま地下鉄でチャガルチ駅に向かう。地下鉄移動は、交通カードを使うと便利。いろいろシステムが変わったみたいだが、昔買ったカードも問題無く使えた。
晩飯に決めておいたのは、チョッパル(豚足)通りの「クンヘムルチョンジ(大きな海鮮天地)」という店のチョゲチョンゴル(貝鍋)の小。35000ウォンでアサリ、ムール貝、ハマグリが多数。タイラギ、ヒオウギガイ、イカ、カニも入っている。小さなアワビ(3000ウォン)も追加。青唐辛子が利いているので、辛いのが苦手の人は注意が必要かもしれない。ほぼ貝からの塩味だけなので、チョコチュジャン(酢唐辛子味噌)かタマネギ入りのワサビ酢醤油で食す。ビールと焼酎に合い、量的にも腹ペコ2人にはちょうど良い。シメは念願?!のカルグクスを投入。ダシが染みて美味。
PIFF広場から富平市場にかけて夜市で賑わっている。韓国料理はもちろん、和洋中、東南アジアやトルコ風の食べ物も3000～5000ウォンで屋台に並んでおり、LEDで光る電球型のジュースなんてものもあった。クルタレ(蜂蜜を糸状に伸ばしたものでナッツを包んだ韓国菓子、ヨンスヨムとも言う)が無いかと探したが、見つけられず。
そうこうしているうちに9時を過ぎ、買物もしておかねばと、いつもの農協ハナロマートに向かうと、なんと開いてない! 11時までじゃなかったっけ? あきらめて近くのダイソーへ。日本でもおなじみのダイソーだが韓国ダイソー独特なものもあるので、毎回寄ることにしている。閉店まで残り時間わずか、あわててあれこれかごに入れる。漬物用のタッパーの中蓋にゴムパッキンが付いていて、摩擦で重しがかけられるタイプ(3.5リットル3000ウォン)も買ってみた。
そろそろホテルに戻って、飲み直し。屋台で買ったチヂミに合わせて、コンビニで買ったマッコリを空ける。プライム観光ホテルは、昔は中途半端な立地だったが、今は港が近くなってラッキーだ。ん、バスジェルてなんだ? 酔った勢いでバスタブに投入(間違いではなかったようだ)。バスタブの水を抜くとバスルームの床の排水口に流れる方式なので、バスルーム中が水浸しになるのはちょっと残念。
釜山(2日目)
ホテルをチェックアウト。暑くも無く寒くも無く、天気は上々。そんなにメンクイではないのだが、やっぱりちゃんとしたカルグクスが食べたくて西面へ。ところが、久しぶりの西面なので、方向がわからなくなってしまった。そんなときはあわてず元に戻る。地下に潜れば標識も充実しているので、もう大丈夫。「チョソンカルグクス」を見つけたが、もうすぐ10時なのに開く気配も無い。カルグクスの呪いか。次に賭けて、歩くこと3分、ついに「キジャンカルグクス」、開いてて良かった。この店でカルグクスの熱いのと冷たいのとキムパプ(のり巻き)を頼むと、ちょうど10000ウォンになった。ちなみに一緒にいた他の4組のお客さん(国籍はいろいろに見えた)のうち3組も同じ注文をしていた。やはり暑くも無く寒くも無いということか。
西面の地下街やロッテデパートの食品売り場をうろついて、結局またダイソーで買物。石鹸や歯磨き粉も日本とは微妙に違うのでいろいろ買ってみる。
昼食は西面で流行の「カルメギモクチャン」カルメギモクサル(豚肉を焼いてチーズをからめるタイプ)を食べる予定だったが、開いてない。またか! 仕方なく、近所の「チプシンメウンカルビチム(ワラジの辛いカルビ煮)」というチェーン店に入る。普通の辛さ30％を頼んだが、そこそこ辛い。汗が出る。いつか100%にも挑戦したいものだ。2人前28000ウォンでケランチム(韓国風茶碗蒸し)と白飯はサービス。
午後はＥマートで食料品を中心にまた買物だ。伝統茶類の品揃えが少ないなどと文句を言いながらも、ダンボール2箱分(約17万ウォン)買ってしまった。
ホテルに預けておいた荷物を取りに戻るついでに、昨晩近所に見つけておいた「bhcチキン」に行くと、なんとまた閉まっている。「なんて日だ!」。 近所のスーパーに入るとオバちゃんがチキンを揚げて売っていたので、それを買った。
草梁駅に移動。日本領事館前の少女像を遠目に見ながら、最後何を食べるかサーチ。近くに「プンキ韓方参鶏湯」という店があったので、サムゲタン10000ウォンを1つ頼んで2人でシェアする。韓方というので、高麗人参など薬臭いかと思ったが、意外とあっさりしていて、釜山陸地での最後の晩餐には良かった。